象印の炎舞炊き、4合モデルのNW-UU07とNW-UT07。新型のNW-UU07にすれば間違いない…と思いきや、この2台、「新型=全部が上位互換」ではありません。
公式仕様とメーカー情報で照合すると、新型NW-UU07は火力アップ・内ぶたの食洗機対応・新メニュー追加で進化した一方、旧型NW-UT07にあった内釜のプラチナコートは、新型では採用されていません。つまり、どちらが良いかは重視するポイントで変わります。
この記事では、選び方に効く4つの違いを1つずつ確認したうえで、共通する炎舞炊きの実力、そして「型落ちも侮れない理由」まで、正直に整理します。
【編集部の確認方針】型番の比較情報はサイトによって記載が分かれ、公式の仕様と食い違うものも見かけます。本記事は迷ったら必ずメーカー公式に立ち返り、象印公式の製品仕様ページで1項目ずつ照合しています。もし他サイトと違う点があれば、それは公式で裏を取った結果です。内釜コーティングなど公式スペック表に数値のない項目はメーカー情報にもとづく旨を明記し、確認できない項目は憶測で書いていません。
先に結論:NW-UU07とNW-UT07はどっちを選ぶ?
細かい比較の前に、選び方のポイントだけ先に出しておきます。
- NW-UU07(新型)…より強い火力/内ぶたを食洗機で洗いたい/「白米特急」など新メニューが欲しい
- NW-UT07(型落ち)…プラチナコート内釜が欲しい/基本の炎舞炊きを型落ち価格で安く/価格差は大きい
- 共通点…炎舞炊き(ローテーションIH)、豪炎かまど釜、わが家炊き81通り、4合容量、うるつや保温、本体サイズ
炎舞炊きの土台は共通です。だから「火力・食洗機対応・新メニューに価格差を払うか」「プラチナコート内釜が残る型落ちを安く取るか」という判断になります。
NW-UU07とNW-UT07の違いは4つ【全項目比較表】
まず前提として、NW-UU07(2026年1月発売)はNW-UT07(2024年1月発売)の後継で、どちらも象印の高級炎舞炊きの4合モデルです。炎舞炊きの土台は共通のまま、火力や装備を見直したのが新型です。
公式仕様とメーカー情報で照合すると、選び方に効く違いは「火力」「内ぶたの食洗機対応」「新メニュー」「内釜コーティング」の4つです。
| NW-UU07(新型) | NW-UT07(型落ち) | |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年1月 | 2024年1月 |
| 炊飯時消費電力(火力) | 1240W | 1140W |
| 内ぶたの食洗機対応 | 対応 | 非対応 |
| 追加メニュー | 白米特急・粒立ちがゆ | なし |
| 内釜プラチナコート | なし | あり |
| 加熱方式 | ローテーションIH(1.0〜1.3気圧) | ローテーションIH(1.0〜1.3気圧) |
| 内釜 | 豪炎かまど釜・2.2mm・3年保証 | 豪炎かまど釜・2.2mm・3年保証 |
| 炊飯容量 | 0.5〜4合 | 0.5〜4合 |
| わが家炊き | 81通り | 81通り |
| 食感炊き分け | 5通り | 5通り |
| 保温 | うるつや保温(30時間) | うるつや保温(30時間) |
| 外形寸法 | 23×30.5×20.5cm | 23×30.5×20.5cm |
| 質量 | 約6.0kg | 約6.0kg |
| カラー | 濃墨/絹白 | 濃墨/絹白 |
それでは、選び方に効く4つの違いを順に見ていきます。
①火力:炊飯時消費電力が1140W→1240Wに
いちばんの進化が火力です。炊飯時消費電力は、旧型NW-UT07の1140Wから新型NW-UU07で1240Wへとアップしています。
火力が上がると、釜の中の熱対流がより激しくなり、お米をしっかり動かして炊き上げられます。メーカーの狙いとしては、ふっくらした粒感や甘みの向上につながる部分です。なお電気代への影響はごくわずかで、1回の炊飯で1円台の差にとどまります。
- 炊飯時消費電力1140W→1240Wで火力アップ
- 熱対流が強まり、粒感・甘みの向上をねらう
- 電気代の差は1回1円台とごくわずか
②内ぶたの食洗機対応:新型UU07だけ
お手入れ面の進化が、内ぶたの食洗機対応です。新型NW-UU07は内ぶたを食器洗い乾燥機で洗えるようになりました。旧型NW-UT07の内ぶたは食洗機に対応していません(手洗いになります)。
圧力IH炊飯器は内ぶたを毎回洗うのが基本なので、食洗機に任せられるのは地味ですが日々の手間を確実に減らしてくれます。食洗機を使っている家庭には、うれしい進化です。
③新メニュー:白米特急・粒立ちがゆを追加
新型NW-UU07には、2つのメニューが追加されています。1つは「白米特急」で、1合を約16分で炊ける時短メニュー。もう1つが「粒立ちがゆ」で、粒感を残したおかゆが炊けます。
忙しいときにサッと炊きたい、離乳食や体調が優れないときにおかゆを炊きたい、といった場面で活きるメニューです。旧型NW-UT07にはこの2メニューはありません。
④内釜コーティング:旧型のプラチナコートは新型で非採用
ここが「新型=全部上位」ではない、と言った理由です。メーカー情報および各所の比較によると、旧型NW-UT07の内釜に採用されていた「プラチナコート」が、新型NW-UU07では採用されていません(新型は豪炎かまど釜のフッ素加工)。
プラチナコートは、内釜内側の水質にはたらきかけて甘みを引き出すことをねらった仕様です。新型はこれを外し、代わりに火力アップで炊き上がりを高める方向に切り替えた、と捉えると分かりやすいです。
ベースの豪炎かまど釜(厚さ2.2mm)と内なべ3年保証は両機共通なので、内釜そのものの土台は変わりません。内釜コーティングにこだわる場合は、購入前に最新の公式情報も確認しておくと安心です。
- 旧型UT07にあったプラチナコートが新型UU07では非採用
- 新型は火力アップで甘み・粒感にアプローチ
- 豪炎かまど釜(2.2mm)・3年保証は両機共通
その他の細かな変更
上記のほか、メーカー情報では細かな変更もあります。旧型UT07のボタン・しゃもじにあったAg+抗菌加工が新型では見直されている点や、立つしゃもじの素材がバイオマスプラスチックに変更されている点などです。
いずれも炊き上がりを大きく左右する要素ではありませんが、抗菌加工を気にする場合はチェックしておくとよいでしょう。
共通点:炎舞炊き・豪炎かまど釜・81通り
逆に、炊飯器の中心となる部分は共通です。
加熱方式は両機ともローテーションIH(1.0〜1.3気圧)の炎舞炊き、内釜は豪炎かまど釜(2.2mm・3年保証)、炊飯容量0.5〜4合、わが家炊き81通り、食感炊き分け5通り、うるつや保温(30時間)、外形寸法・質量(約6.0kg)・カラー(濃墨/絹白)まで同じ。
炎舞炊きで炊く基本の実力は、型落ちのNW-UT07でも変わりません。
買う前に知っておきたい共通の実力(炎舞炊きの中身)
違いが4つということは、裏を返せば「型落ちのNW-UT07でも、炎舞炊きの実力はそのまま使える」ということです。その共通の中身を見ておきましょう。
ここで見ておきたいのは、炎舞炊き(ローテーションIH)とは何か、両機共通の豪炎かまど釜とわが家炊き81通り、そして4合という容量の選び方の3点です。
いずれも新旧で共通します。とくに炊きの核である炎舞炊きと豪炎かまど釜が同じという点は、型落ちを選ぶうえで大きな安心材料。ここを押さえておくと、価格差の意味も判断しやすくなります。順番に見ていきましょう。
炎舞炊き(ローテーションIH)とは
両機の炊きの核が、象印独自の「炎舞炊き」です。底に複数配置したIHヒーターを部分的に激しく加熱し、炎のゆらぎのように熱の当たる場所を変えながら炊き上げます。これにより釜内に複雑な熱対流を起こし、お米一粒一粒に均一に熱を伝えて、ふっくらとした甘みのあるごはんをねらいます。
1.0〜1.3気圧の圧力もかけながら炊くこの仕組みは新旧共通。「炎舞炊きのごはん」を目当てにするなら、型落ちのNW-UT07でも同じ体験ができます。
豪炎かまど釜とわが家炊き81通り
内釜は両機とも「豪炎かまど釜」。厚さ2.2mm(ふち8mm)の鉄を仕込んだ釜で、発熱効率と蓄熱性を高めています。内なべは3年保証付きです。
さらに「わが家炊き」は、前回の感想(かたい・やわらかい等)を入力すると、次回の炊き方を微調整してくれる機能で、その組み合わせは81通り。好みのごはんに近づけていけます。食感炊き分けも5通り備え、これらはすべて新旧共通です。
4合という容量の選び方
NW-UU07・NW-UT07はどちらも0.5〜4合の小容量モデルです。4合は、ごはん茶碗でおよそ8杯前後。一人暮らし〜2〜3人世帯や、少量をおいしく炊きたい人に向くサイズです。
「少人数だけど、炊きたてのおいしさには妥協したくない」というニーズにこたえるのが、この高級炎舞炊きの4合モデル。大は小を兼ねると5.5合を選びがちですが、少量をおいしく炊くなら4合機の方が向いている場面も多いです。
価格で見ると「型落ち」も侮れない
このペアの正直な話が、価格です。新型NW-UU07と型落ちNW-UT07では、実売価格に小さくない差がつきます。
傾向として、新型NW-UU07は発売間もなく価格が高め。一方、型落ちのNW-UT07は後継が出たことで大きく値下がりしやすく、実売で数万円ほど安くなることもあります。しかも型落ちUT07には、新型で非採用となったプラチナコート内釜が残っています。
つまり「火力アップ・食洗機対応・新メニューにこだわらないなら、プラチナコート内釜が付いて価格も安い型落ちUT07がむしろお得」という逆転もあり得ます。価格は時期と在庫で動くので、購入前に各ECサイトの最新価格を必ず確認してください(型落ちは在庫限りの点にも注意)。
NW-UU07とNW-UT07、どっちを選ぶ?
ここまでの違いを踏まえて、どちらのモデルが向いているかを整理します。炎舞炊きの土台は同じなので、判断のカギは「火力・食洗機対応・新メニューに価値を感じるか」と「プラチナコート内釜が残る型落ちを安く取るか」の2点です。
今回は新型が全部上位というわけではないので、そこが判断のポイント。次に、新型NW-UU07が向いている人と型落ちNW-UT07が向いている人の特徴をそれぞれ並べるので、自分に近いほうで考えてみてください。
NW-UU07(新型)が向いている人
- より強い火力で炊きたい
- 内ぶたを食洗機で洗いたい
- 「白米特急」など新メニューを使いたい
火力・お手入れ・メニューの進化に価値を感じるなら、新型のNW-UU07が満足度の高い選択です。
NW-UT07(型落ち)が向いている人
- プラチナコート内釜が欲しい
- 炎舞炊きの基本性能を安く手に入れたい
- 火力アップや食洗機対応にはこだわらない
炎舞炊き・豪炎かまど釜・わが家炊き81通りは新型と同じ。加えてプラチナコート内釜が残り、価格も下がりやすい型落ちのNW-UT07は、コスパで見るとむしろ有力な選択です。
価格と発売時期について
NW-UU07が2026年1月、NW-UT07が2024年1月の発売です。NW-UT07は後継が出たことで型落ち扱いとなり、在庫があれば新型より大きく安く狙えます。
価格は時期と在庫で動くため、具体的な金額は各ECサイトの最新価格を確認してください。新型は火力・食洗機・新メニューぶんの価格差があるので、その差に価値を感じるかで判断すると失敗しません。
関連する型番比較
象印の炎舞炊きで他モデルとも迷っている方は、こちらもどうぞ。
- NW-NB10 と NW-NA10 の違い(炎舞炊き5.5合の比較)
- NW-UU07 と NW-US07 の違い(4合モデルの新旧比較)
よくある質問
- NW-UU07とNW-UT07の違いは何ですか?
-
選び方に効く違いは「火力(1240W/1140W)」「内ぶたの食洗機対応(新型のみ)」「新メニュー(白米特急・粒立ちがゆ)」「内釜コーティング(旧型のプラチナコートが新型では非採用)」の4つです。炎舞炊き・豪炎かまど釜・わが家炊き81通り・容量は共通です。
- 新型NW-UU07は旧型の完全な上位互換ですか?
-
いいえ。火力・食洗機対応・新メニューは進化していますが、旧型NW-UT07にあった内釜のプラチナコートは新型では採用されていません。内釜コーティングを重視するなら、型落ちのUT07が向く場合もあります。
- 炊き上がりに大きな差はありますか?
-
炎舞炊き・豪炎かまど釜・わが家炊き81通りは共通なので、基本の炊き上がりは同等です。新型は火力アップで粒感・甘みの向上をねらい、旧型はプラチナコートで甘みにアプローチする、という違いになります。
- 内ぶたは食洗機で洗えますか?
-
新型NW-UU07は内ぶたが食洗機対応です。旧型NW-UT07の内ぶたは食洗機非対応で、手洗いになります。
- 電気代は違いますか?
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炊飯時消費電力は1240W(新型)と1140W(旧型)ですが、1回の炊飯での電気代差は1円台とごくわずかです。電気代を理由に選ぶ差ではありません。
- 4合は何人向けですか?
-
4合はごはん茶碗でおよそ8杯前後です。一人暮らしから2〜3人世帯、少量をおいしく炊きたい人に向くサイズです。両機とも0.5〜4合で共通です。
まとめ:新型は火力と手入れ、型落ちはプラチナ内釜と価格
NW-UU07とNW-UT07は、同じ炎舞炊き4合の新旧モデルで、選び方に効く違いは「火力」「内ぶたの食洗機対応」「新メニュー」「内釜コーティング」の4つです。
新型NW-UU07は火力アップ・食洗機対応・新メニューで進化した一方、旧型NW-UT07にはプラチナコート内釜が残り、価格も下がりやすい。炎舞炊き・豪炎かまど釜・わが家炊き81通りといった土台は共通です。
だから「火力・お手入れ・新メニューを取るなら新型UU07」「プラチナ内釜と価格を取るなら型落ちUT07」。新型が“全部上位”ではないと知っておけば、あなたに本当に合う一台を選べます。

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