クイジナートのオーブントースターを探していると、TOA-29とTOA-38という2機種で迷います。どちらも熱風で調理できる多機能タイプです。
ただ片方は「ノンフライ」、片方は「エアフライ」と名前が違い、価格も差があります。ところが名前は違っても、実はどちらもエアフライ(熱風揚げ)機能とメッシュバスケットを備えています。「結局なにが違うの?」「安いTOA-29で十分では?」と、決め手が分からず手が止まる人は多いはずです。
先に結論を言うと、どちらもエアフライ機能とメッシュバスケットを備え、トーストや揚げもの調理の土台は同じ。選び方に効く違いは3つ。スチーム機能、ヒーター構成と本体サイズ、ラックと付属品です。この記事では、クイジナート公式の仕様で1項目ずつ照合しながら整理します。
【編集部の確認方針】型番の比較情報はサイトによって記載が分かれ、公式の仕様と食い違うものも見かけます。本記事は迷ったら必ずメーカー公式に立ち返り、クイジナート公式・価格.comのTOA-29/TOA-38の仕様で1項目ずつ照合しています。もし他サイトと違う点があれば、それは公式で裏を取った結果です。価格や付属品は時期・販売店で変わる目安で、確認できない項目は憶測で書きません。
先に結論:コンパクトな基本機か、スチーム搭載の上位機か
細かい比較の前に、結論を先に置きます。ここを押さえれば、あとは「その差が自分に必要か」を確認する読み方で済みます。
- TOA-38(エアフライ)…スチームでカリッもち食感のトーストや、上下5本ヒーターの安定した焼き上がりまで欲しい人向け
- TOA-29(ノンフライ)…エアフライもトーストもこなせて、コンパクト・手ごろに使いたい人向け
- 共通点…エアフライ機能・メッシュバスケット・4枚焼き・温度90〜230℃・消費電力1450W・大型ファンのコンベクションはどちらも同じ
ひとことで言えば、「スチームや5本ヒーターまで欲しいTOA-38」か「エアフライ対応をコンパクト・手ごろに使うTOA-29」か。次章から、その差が出る3つのポイントを順に見ていきます。
クイジナート トースター29と38の違いは3つ【全項目比較表】
まず2機種の関係を整理します。TOA-29がノンフライ オーブントースター、TOA-38がエアフライ オーブントースターという名前ですが、どちらもエアフライ(AIR FRY)機能とメッシュバスケットを備えます。TOA-38はスチーム機能や上下5本ヒーターを加えた上位の位置づけです。
どちらも大型ファンで焼くコンベクション式で、エアフライにも対応するという土台は同じ。その上にスチームやヒーター、本体サイズ、付属品の違いが乗っている構図です。まずは全項目を並べて、どこが同じでどこが違うのかを一望しましょう。
下の表は、クイジナート公式・価格.comの仕様をもとに主要項目を並べたものです。価格は変動するため目安として見てください。
| 項目 | TOA-29(ノンフライ) | TOA-38(エアフライ) |
|---|---|---|
| 位置づけ | 基本・コンパクト | 上位・多機能 |
| エアフライ機能 | あり(メッシュバスケット付属) | あり(メッシュバスケット付属) |
| スチーム機能 | なし | あり(4通りのトースト) |
| ヒーター | M型ヒーター | 上3・下2の5本ヒーター |
| ラック | リバーシブル1段 | 2段(高さ調整) |
| 同時に焼ける枚数 | 4枚 | 4枚 |
| 温度範囲 | 90〜230℃ | 90〜230℃ |
| 消費電力 | 1450W | 1450W |
| 外形寸法 | 幅320×奥380×高290mm | 幅375×奥355×高310mm |
| 本体重量 | 約5.7kg | 約6.0kg |
| 実売価格の目安 | 約1.8万円〜 | 約2万円台〜 |
表のとおり、エアフライ機能・メッシュバスケット・焼ける枚数・温度・消費電力・コンベクションという土台は共通で、上位のTOA-38がスチーム・ヒーター・本体サイズ・ラックで一段上という関係です。選び方に効く違いを、次の3つに分けて詳しく見ていきます。
①スチーム機能:TOA-38はカリッもち食感に焼ける
もっとも大きな違いが、スチーム機能です。TOA-38はスチーム用トレーに水を入れて焼くことで、水分を補いながら表面はカリッと、中はもっちりした食感のトーストに仕上げられます。ファンの有無と組み合わせた「4通りのトースト」に対応し、食パン・冷凍食パン・アレンジトーストを焼き分けられます。
TOA-29にはスチーム機能はなく、トーストは熱風のみで焼き上げます。日常のトーストには十分ですが、食感にこだわってカリッもちに焼きたいなら、スチーム対応のTOA-38が有利です。
なお、油を控えて揚げものを作るエアフライ機能は、どちらもメッシュバスケット付きで対応します。唐揚げや冷凍食品の揚げ直しは、TOA-29でもTOA-38でも楽しめます。
②ヒーター構成と本体サイズ:TOA-38は5本ヒーターで大きめ
ヒーターの構成も違います。TOA-38は上に3本・下に2本の合計5本のヒーターを備え、大型ファンと組み合わせて庫内の熱を均一に回し、焼きムラを抑えやすい設計です。
TOA-29は下ヒーターがM型のシーズヒーターで、5本ヒーターのTOA-38に比べると熱の回り方はシンプルです。そのぶん本体はコンパクトで、外形は幅320×奥380×高290mm・約5.7kg。TOA-38は幅375×奥355×高310mm・約6.0kgと、ひと回り大きく重めです。
焼きムラを抑えて安定して焼きたい人や、置き場所に余裕がある人にはTOA-38が向きます。設置スペースを抑えたい、手ごろに使いたいなら、コンパクトなTOA-29が扱いやすいです。
③ラックと付属品:使い勝手の細かな差
ラックと付属品にも違いがあります。TOA-29はリバーシブルラック(1段)とレシピブックが付き、上下を返して高さを変えられます。どちらも6つの調理モードをダイヤルで直感的に選べる点は共通です。
TOA-38はラックの高さを2段階で変えられ、スチーム用トレーやメジャースプーンが付属します。モードの顔ぶれも少し異なり、TOA-29はベーグルやブロイル、TOA-38はトースト+ファンやグリルを備えます(モード数はどちらも6つ)。
付属品やセット内容は流通時期によって変わることがあります。購入前に、販売ページで最新の付属品とカラーを確認しておくと安心です。
共通点:エアフライ・4枚焼き・温度・コンベクション
ここでは、両モデルで同じ部分を整理します。どちらもエアフライ(AIR FRY)機能とメッシュバスケットを備え、油を控えた揚げもの調理に対応します。同時に焼けるのはどちらも4枚で、一度に家族分のトーストを焼けます。温度範囲は90〜230℃、消費電力は1450Wで共通です。
大型ファンで庫内全体に熱風を回すコンベクション方式も同じで、ムラを抑えた焼き上がりが得られます。トーストや温め、揚げもの、基本のオーブン調理といった日常使いの実力に、大きな差はありません。
つまり「エアフライ対応トースターとしての基本の使い勝手」はどちらを選んでも共通です。差が出るのは、上で見たスチーム・ヒーター/サイズ・ラックと付属品の3点です。
クイジナートのオーブントースターの基本を知っておく
どちらを選ぶか決める前に、「そもそもこのシリーズが自分に合うか」を押さえておきましょう。ここは型番の違いより、購入後の満足度に大きく効きます。
クイジナートのオーブントースターは、熱風で庫内を温めるコンベクション方式が特徴です。一般的なトースターより、焼きムラを抑えやすく、オーブン調理の幅が広いのが魅力です。
コンベクションの利点と、油なし調理の考え方を、両モデル共通の話として見ていきます。
コンベクション(熱風)のメリット
コンベクションは、ファンで熱風を庫内に回しながら加熱する方式です。食材の全体に均一に熱が届きやすく、焼きムラを抑えられるのが利点です。
トーストはもちろん、グラタンやピザ、冷凍食品の温め直しまで、1台で幅広くこなせます。この熱風調理は、TOA-29・TOA-38のどちらでも味わえます。
庫内が広めで4枚焼きに対応するため、家族分の調理にも向きます。日常の使い勝手は両モデルで共通です。
「ノンフライ」と「エアフライ」の名前の違い
ノンフライもエアフライも、油で揚げる代わりに熱風で調理して、油を控えめにするという同じ考え方です。TOA-29が「ノンフライ」、TOA-38が「エアフライ」という商品名ですが、どちらもメッシュバスケットを使ったAIR FRY調理に対応します。名前の違いで機能の有無が分かれるわけではありません。
選び分けのポイントになるのは、油を控えた揚げもの調理の有無ではなく、スチーム機能・ヒーター構成と本体サイズ・ラックや付属品です。トーストの食感や焼きムラの安定を重視するならTOA-38、コンパクトさと価格を重視するならTOA-29、という見方になります。
電気代・お手入れの実際
本体価格だけでなく、使い続けるうえでのコストや手間も知っておくと安心です。トースターは毎日使うため、電気代とお手入れを気にする人が多いポイントです。
結論から言えば、電気代は極端に高くはならず、お手入れも難しくありません。それぞれ共通の内容として見ておきましょう。
電気代もお手入れも、消費電力が同じ2機種でほぼ変わりません。ここで選ぶ必要はありません。
電気代の目安
消費電力は1450Wですが、使うのは短時間です。トーストや温めなら1回あたり数円程度が目安で、毎日使っても大きな負担にはなりにくいです。
長時間のオーブン調理を頻繁に行うと、そのぶん電気代は増えます。とはいえ日常使いが中心なら、電気代を理由に機種を避ける必要はありません。
お手入れのしやすさ
庫内のパンくずは、取り外せるトレイで受けて捨てられます。ラックやトレイ、バスケットは取り外して洗えるため、清潔に保ちやすい設計です。
エアフライを使うと油はねが出やすいので、使用後に庫内を拭いておくと長くきれいに使えます。お手入れのしやすさは両モデルで共通です。
判断のしかた:どちらを選ぶ?
ここまでの3つの違いをふまえて、選び方をまとめます。ポイントは「スチームや5本ヒーターまで欲しいか、エアフライ対応をコンパクトに使えれば十分か」です。
ふだんの使い方を思い浮かべながら、次のどちらに近いかで選んでください。
TOA-29(ノンフライ)が向く人
トーストや温め、エアフライ調理をコンパクト・手ごろに使いたい人にはTOA-29が向きます。4枚焼き・エアフライ機能・メッシュバスケット・コンベクションの基本性能は上位機と同じです。
6つのモードやレシピブックで、基本の料理を手軽に楽しめます。スチームや5本ヒーターまでは必要ないなら、TOA-29はコスパの良い選択です。
TOA-38(エアフライ)が向く人
スチームでトーストをカリッもちに焼きたい人や、焼きムラを抑えて安定して焼きたい人にはTOA-38が向きます。スチーム機能と上下5本ヒーター、大型ファンで、焼き上がりの満足度が高まります。
オーブン調理も積極的に使いたい人や、置き場所に余裕がある人にも、大きめ庫内のTOA-38が合います。トーストの食感や機能の充実に価値を感じるなら、価格差ぶんの満足を得やすい1台です。
価格と発売時期
価格は、機能の差がそのまま出ています。スチームや5本ヒーターを備える上位のTOA-38ほど高く、コンパクトなTOA-29ほど手ごろです。
実売価格の目安は、TOA-29が約1.8万円台〜、TOA-38が約2万円台〜です。セールや在庫状況で上下するため、購入時点の価格を必ず確認してください。
価格差は数千円が目安です。その差額で、スチーム機能や5本ヒーターの安定した焼き上がりを取るかどうか、という見方をすると選びやすくなります。
関連する型番
クイジナートのオーブントースターには、ほかの型番もあります。あわせて検討したい人はこちらもどうぞ。
- TOA-38とTOA-39の違い(エアフライの新旧比較)
- TOA-29とTOA-28の違い(ノンフライの新旧比較)
- ノンフライヤーとオーブントースター、どっちを選ぶ?
よくある質問
- TOA-29とTOA-38は、トーストの焼き上がりに違いはありますか?
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基本の焼き上がりに大きな違いはありませんが、TOA-38はスチーム機能を備え、水分を補いながらカリッもち食感に焼き分けられます。TOA-29はスチーム非搭載で熱風のみです。ほかに差が出るのはヒーター構成と本体サイズ・ラックと付属品の3点で、トーストの食感や機能の充実で選ぶのがおすすめです。
- 「ノンフライ」のTOA-29でもエアフライ調理はできますか?
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できます。TOA-29は商品名こそ「ノンフライ オーブントースター」ですが、AIR FRYモードとメッシュバスケットを備え、油を控えた揚げもの調理に対応します。TOA-38(エアフライ)も同じくメッシュバスケット付きで、エアフライ機能そのものは両モデル共通です。名前の違いで機能の有無が分かれるわけではありません。
- 一人暮らしや少人数ならどちらがいいですか?
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置き場所を抑えたい・手ごろに使いたいなら、コンパクトなTOA-29で十分なことが多いです。4枚焼き・エアフライ機能・コンベクションの基本性能は上位機と同じで、トーストや温め、揚げもの調理に不足を感じにくいでしょう。トーストの食感にこだわる、焼きムラを抑えたいなら、スチームと5本ヒーターのTOA-38が便利です。
- お手入れは大変ですか?
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難しくありません。パンくずは取り外せるトレイで受けられ、ラックやトレイ、バスケットは外して洗えます。エアフライを使うと油はねが出やすいので、使用後に庫内を拭いておくと清潔に保てます。お手入れのしやすさは両モデルで共通です。
- 電気代は高いですか?
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消費電力は1450Wですが、使うのは短時間です。トーストや温めなら1回あたり数円程度が目安で、毎日使っても大きな負担にはなりにくいです。消費電力は2機種で同じなので、電気代で選ぶ必要はありません。長時間のオーブン調理を頻繁にすると、そのぶん増えます。
まとめ:スチームとヒーター・サイズで選べばいい
TOA-29とTOA-38は、クイジナートのオーブントースターのノンフライモデルとエアフライモデルです。名前は違いますが、どちらもエアフライ機能とメッシュバスケットを備えます。公式仕様を1項目ずつ照合した結果、選び方に効く違いは3つでした。
その3つは、①スチーム機能(TOA-38のみ)、②ヒーター構成と本体サイズ(上下5本ヒーターで大きめのTOA-38/M型ヒーターでコンパクトなTOA-29)、③ラックと付属品です。エアフライ機能・メッシュバスケット・4枚焼き・温度90〜230℃・1450W・大型ファンのコンベクションは共通しています。
選び方はシンプルです。スチームや5本ヒーターの安定した焼き上がりまで欲しいならTOA-38、エアフライ対応をコンパクト・手ごろに使えれば十分なら安いTOA-29。エアフライやトーストの基本は同じなので、スチームや大きめ庫内が要らないならTOA-29を選んでも後悔しません。
大型ファンのコンベクションならではの焼きムラの少なさは、どちらを選んでも味わえます。あなたの使い方と予算に合うほうを選んでください。

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