ダイソンの空気清浄ファンヒーター、HP00とHP07。どちらも「空気清浄・温風・涼風」の1台3役ですが、型番が離れていて世代も違うため、「何がどう変わったの?型落ちのHP00で十分では?」と迷いますよね。数万円の買い物なので、差をはっきりさせてから選びたいところです。
先に結論を言うと、HP07はHP00の新しい世代(旧Pure Hot+Cool → 新Purifier Hot+Cool)にあたり、1台3役という土台は共通のまま、フィルターの密閉構造・首振り・アプリ連携・本体サイズを見直した関係です。世代の前提を除けば、選び方に効く違いは4つでした。
この記事では、ダイソン公式の仕様でその4つの違いを1つずつ確認したうえで、両機に共通する実力、電気代やお手入れ、そしてどちらを選ぶべきかまで、購入前に知っておきたいことを正直に整理します。
【編集部の確認方針】型番の比較情報はサイトによって記載が分かれ、公式の仕様と食い違うものも見かけます。本記事は迷ったら必ずメーカー公式に立ち返り、ダイソン公式の製品仕様ページで1項目ずつ照合しています。もし他サイトと違う点があれば、それは公式で裏を取った結果です。首振りやフィルターなど、公式で確認できた事実だけを掲載し、確認できない項目は憶測で書いていません。
先に結論:ダイソンHP00とHP07はどっちを選ぶ?
細かい比較の前に、選び方のポイントだけ先に出しておきます。
- HP07(新Purifier)…密閉フィルターや最大350°首振り、アプリ・音声操作がほしい
- HP00(旧Pure)…1台3役の基本が使えれば十分、価格を抑えてコンパクトに置きたい
- 共通点…空気清浄+温風+涼風の1台3役、グラスHEPA+活性炭でPM0.1を99.95%捕集、ナイトモード
1台3役の基本は共通です。だから「密閉フィルターや首振り・アプリに価格差を払うか」「基本が同じなら安い旧型を取るか」という軸で選ぶと決めやすくなります。
ダイソンHP00とHP07の違いは4つ【全項目比較表】
まず前提として、HP00は2018年発売の旧「Pure Hot+Cool」、HP07は2021年発売の新「Purifier Hot+Cool」です。空気清浄・温風・涼風の1台3役という土台は共通のまま、フィルターや首振り、スマート機能を見直した世代交代にあたります。
この世代関係を前提にすると、選び方に効く違いは「フィルターの密閉構造」「首振りの角度」「アプリ・音声操作などのスマート機能」「本体サイズとパワー」の4つです。発売時期そのものは違いの数には含めず、価格の目安として後半で触れます。
| HP00(旧Pure) | HP07(新Purifier) | |
|---|---|---|
| 発売(参考) | 2018年 | 2021年 |
| 種類 | 空気清浄ファンヒーター(1台3役) | 空気清浄ファンヒーター(1台3役) |
| フィルター | 360°グラスHEPA+活性炭 | 一体型グラスHEPA+活性炭(H13・密閉構造) |
| 微粒子の捕集 | PM0.1を99.95% | PM0.1を99.95% |
| 首振り | 標準 | 最大350° |
| LCDの空気質表示 | ― | あり(リアルタイム表示) |
| アプリ・音声操作 | 非対応 | MyDysonアプリ・音声操作対応 |
| ナイトモード | あり | あり |
| 適用床面積(目安) | 8畳30分/23畳60分 | 9畳30分/25畳60分 |
| 温風時消費電力 | 1200W | 1400W |
| 涼風/送風時 | 5〜39W | 6〜40W |
| 外形寸法 | 高764×幅222×奥222mm | 高764×幅248×奥248mm |
| 質量 | 約4.65kg | 約5.69kg |
| カラー | アイアン/シルバー | ホワイト/シルバー・シルバー/ブルー |
1台3役や微粒子の捕集率は共通で、差が出るのは上の数か所だけ。それでは、その4つの違いを1つずつ見ていきます。
①フィルター:HP07はH13規格の密閉構造
1つめの違いがフィルターの構造です。どちらもグラスHEPAと活性炭のフィルターを使い、PM0.1レベルの微粒子を99.95%捕集する点は共通します。捕集率そのものは同じです。
違いは密閉構造で、HP07は新しいPurifier世代として、HEPA H13規格の一体型フィルターと本体の密閉性を高め、清浄した空気が漏れにくい設計になっています。HP00は従来の360°グラスHEPAで、捕集力は高いものの密閉構造はうたっていません。
- 両機ともグラスHEPA+活性炭でPM0.1を99.95%捕集
- HP07はHEPA H13規格の密閉構造で空気の漏れを抑える
- HP00は従来型の360°グラスHEPA+活性炭
②首振り:HP07は最大350°の広角
2つめの違いが首振りの角度です。HP07は最大350°の広角首振りに対応し、本体を動かさずに部屋全体へ風と清浄した空気を届けやすくなっています。
HP00も首振りには対応しますが、公式に350°のような広角首振りの記載はなく、届く範囲はHP07ほど広くありません。広いリビングで1台をぐるっと使いたいなら、350°のHP07が有利です。
③スマート機能:HP07はアプリ・音声操作とLCD表示
3つめの違いがスマート機能です。HP07はMyDysonアプリと音声操作に対応し、スマホから遠隔操作やスケジュール設定ができます。さらにLCDに空気の状態をリアルタイム表示します。
一方のHP00は、アプリや音声操作には対応していません。自動で空気を検知して運転する基本は備えますが、スマホ連携や空気質の細かな見える化を重視するなら、HP07が向いています。
④本体サイズとパワー:HP07はやや大きめ
4つめの違いが本体サイズとパワーです。高さはどちらも764mmですが、HP07は幅248×奥行248mm・約5.69kg、HP00は幅222×奥行222mm・約4.65kg。HP07のほうがひとまわり大きく、重量もあります。
温風時の消費電力もHP07が1400W、HP00が1200Wと、HP07のほうがパワフルです。適用床面積の目安もHP07が9畳30分/25畳60分と、HP00の8畳30分/23畳60分より少し広めです。
共通点:1台3役・PM0.1捕集・ナイトモード
逆に、この製品の中心となる部分は共通です。両機とも空気清浄・温風・涼風の1台3役で、羽根のないダイソン独自の気流でお部屋に風を送ります。季節を問わず1台で使えます。
グラスHEPA+活性炭のフィルターでPM0.1レベルの微粒子を99.95%捕集する清浄力、静かに運転して画面が減光するナイトモード、リモコン操作まで共通。基本の実力は旧型のHP00でもしっかり使えます。
買う前に知っておきたい共通の実力(1台3役の中身)
違いが4つ(しかもフィルターの密閉や首振り、スマート機能が中心)ということは、裏を返せば「旧型のHP00でも、空気清浄ファンヒーターとしての基本はしっかり使える」ということです。その共通の中身を、公式仕様ベースで見ておきましょう。
共通の実力は大きく3つ。グラスHEPA+活性炭による空気清浄、温風と涼風の1台2役、そしてナイトモードなどの使い勝手です。いずれも新旧の世代で大きくは変わらず、旧型を選んでも後悔しにくいポイントです。
グラスHEPA+活性炭の空気清浄
両機の空気清浄は、微細な粒子をとらえるグラスHEPAフィルターと、においやガスを吸着する活性炭フィルターの組み合わせです。花粉やハウスダスト、PM0.1レベルの微粒子を99.95%捕集します。
この捕集率は新旧どちらの世代でも共通なので、「花粉やホコリをしっかり取りたい」という目的なら、旧型のHP00でも十分に対応できます。HP07はこれに密閉構造が加わる、という位置づけです。
温風・涼風とダイソンの気流
どちらも羽根のない構造で、冬は温風ヒーター、夏は涼風ファンとして1台で使えます。羽根がないぶんお手入れがしやすく、小さな子どもがいる家庭でも扱いやすいのが特徴です。
清浄した空気を風にのせて送るので、暖房や送風をしながら部屋の空気もきれいにできます。この1台3役の使い勝手は、HP00とHP07で共通する魅力です。
ナイトモードと自動運転
両機ともナイトモードを搭載。最も静かな風量で運転し、ディスプレイが減光するので、就寝中でも音や光が気になりにくい設計です。寝室での使用にも向いています。
付属のリモコンで操作でき、空気の状態に応じて自動で運転する基本も共通です。日々の使い勝手を左右する部分は、旧型のHP00でも同じように使えます。
電気代・ランニングコストの実際
ファンヒーターとしても使う家電なので、電気代やランニングコストも気になるところです。HP00とHP07は温風時の消費電力が少し違うため、暖房の電気代はわずかに差が出ます。涼風時はどちらも省電力です。
公式の消費電力をもとに、温風・涼風それぞれの電気代の目安と、交換フィルターのコストを整理しておきます。数字は使い方や設定、契約プランで変わるので、あくまで目安として見てください。機種選びの決め手というより、購入後のイメージづくりに役立つ部分です。
温風・涼風の電気代の目安
温風時の消費電力はHP07が1400W、HP00が1200Wです。目安単価31円/kWhで1時間つけっぱなしにすると、HP07は約43円、HP00は約37円ほど。暖房を長く使うほど、この差が効いてきます。
一方、涼風・送風時はHP07が6〜40W、HP00が5〜39Wと、どちらも省電力です。夏場の送風や空気清浄だけなら、電気代はごくわずかで、世代による差もほとんどありません。
交換フィルターのランニングコスト
ダイソンの空気清浄ファンヒーターは、フィルターが消耗品です。使用状況に応じて定期的に交換する必要があり、これがランニングコストの中心になります。
HP00とHP07ではフィルターの形状が異なるため、対応する交換フィルターも別になります。購入時は、その機種に対応した交換フィルターの入手しやすさもあわせて確認しておくと安心です。
設置・お手入れのポイント
毎日リビングや寝室に置いて使う家電なので、設置スペースとお手入れのしやすさも押さえておきたいところです。HP00とHP07は本体サイズと質量が少し違うので、置き場所のサイズ感と動かしやすさだけは事前に確認しておくと安心です。
お手入れ自体は難しくありません。羽根がない構造なので、日常は本体をさっと拭くだけで、あとはフィルターを交換時期に合わせて替えるくらいです。特別な道具はいらず、この手軽さは新旧どちらの世代でも共通です。
設置スペースと置き場所
高さはどちらも764mmですが、設置面はHP07が幅248×奥行248mm、HP00が幅222×奥行222mm。HP07のほうがひとまわり大きいので、置き場所に少し余裕を見ておくと安心です。
質量もHP07が約5.69kg、HP00が約4.65kgと差があります。模様替えなどで動かす機会が多いなら、軽いHP00のほうが取り回しはしやすいでしょう。
本体とフィルターのお手入れ
羽根がないので、日常のお手入れは本体表面のホコリをやわらかい布で拭き取るのが基本です。吸い込み口にホコリがたまると清浄効率が落ちるので、ここも定期的に拭いておくと安心です。
フィルターは水洗いせず、交換時期が来たら新しいものに替えて使います。この基本的なお手入れの流れは、HP00とHP07で共通です。
ダイソンHP00とHP07、どっちを選ぶ?
ここまでの違いと共通点をふまえて、最後にどちらを選ぶかを整理します。1台3役の基本と微粒子の捕集率は共通なので、決め手になるのは「密閉フィルター」「350°首振り」「アプリ・音声操作」「本体サイズ」と価格のバランスです。
つまり、これらの新機能に価格差を払う価値を感じるかどうかで決まります。基本の清浄力は近いので、実力そのもので大きく悩む必要はありません。以下、タイプ別に向いている人を具体的に見ていきましょう。
HP07(新Purifier)が向いている人
- HEPA H13の密閉フィルターで空気の漏れを抑えたい
- 最大350°首振りで広い部屋をカバーしたい
- アプリ・音声操作やLCDの空気質表示を使いたい
密閉フィルターや350°首振り、スマート機能に価値を感じるなら、新型のHP07が満足度の高い選択です。
HP00(旧Pure)が向いている人
- 1台3役の基本が使えれば十分
- アプリや350°首振りにはこだわらない
- 価格を抑え、コンパクトで軽い方がいい
1台3役とPM0.1の捕集率は新型と共通。新機能にこだわらないなら、価格を抑えやすくコンパクトな旧型のHP00は十分に賢い選択です。
価格と発売時期について
HP00は2018年、HP07は2021年の発売です。HP00は後継のPurifier世代が出たことで型落ち扱いとなり、在庫があれば新型より安く狙えることがあります。
ただし旧モデルは流通在庫が中心になるため、価格や入手性は時期によって動きます。具体的な金額は各ECサイトの最新価格を必ず確認してください。
1台3役の基本が共通である以上、「密閉フィルター・首振り・アプリのどれを優先するか」と価格差のバランスで決めると失敗しません。
関連する型番比較
ダイソンの空気清浄ファンヒーターで他モデルとも迷っている方は、こちらもどうぞ。
- HP07 と HP09 の違い(新Purifier世代どうしの比較)
- HP00 と HP04 の違い(旧Pure世代の比較)
よくある質問
- ダイソンHP00とHP07の違いは何ですか?
-
選び方に効く違いは「フィルターの密閉構造」「首振りの角度」「アプリ・音声操作などのスマート機能」「本体サイズとパワー」の4つです。1台3役やPM0.1を99.95%捕集する清浄力、ナイトモードは共通です。
- どちらが新しいモデルですか?
-
HP07(2021年発売の新Purifier Hot+Cool)が新型です。HP00は2018年発売の旧Pure Hot+Coolで、後継世代が出たことで型落ち扱いになっています。
- 空気清浄の実力に大きな差はありますか?
-
どちらもグラスHEPA+活性炭でPM0.1レベルの微粒子を99.95%捕集し、捕集率は共通です。HP07はこれにHEPA H13規格の密閉構造が加わり、清浄した空気の漏れを抑える点が新しくなっています。
- HP00はアプリで操作できますか?
-
HP00はアプリや音声操作に対応していません。スマホからの遠隔操作やスケジュール設定、LCDでの空気質のリアルタイム表示を使いたい場合は、対応するHP07を選ぶ必要があります。
- 型落ちのHP00でも十分ですか?
-
空気清浄・温風・涼風の1台3役とPM0.1の捕集率は新型と共通なので、密閉フィルターや350°首振り、アプリにこだわらないなら十分です。価格が下がりやすく本体も軽いので、コスパ重視なら有力な選択肢です。
- 電気代は違いますか?
-
温風時はHP07が1400W、HP00が1200Wで、暖房の電気代はHP07のほうが少し高めです。目安単価31円/kWhの1時間で約43円と約37円ほど。涼風・送風時はどちらも省電力で、大きな差はありません。
- 本体の大きさや置き場所は違いますか?
-
高さはどちらも764mmですが、HP07は幅248×奥行248mm・約5.69kg、HP00は幅222×奥行222mm・約4.65kgです。HP07のほうがひとまわり大きく重いので、置き場所と持ち運びやすさは事前に確認しておくと安心です。
まとめ:1台3役は共通。密閉フィルター・首振り・アプリ・サイズで選ぶ
ダイソンHP00とHP07は、同じ空気清浄ファンヒーターの旧Pure・新Purifier世代で、選び方に効く違いは「フィルターの密閉構造」「首振りの角度」「スマート機能」「本体サイズとパワー」の4つです。
空気清浄・温風・涼風の1台3役、グラスHEPA+活性炭でPM0.1を99.95%捕集する清浄力、ナイトモードは共通。だから「密閉フィルターや350°首振り・アプリにこだわるなら新型のHP07」「基本が同じなら価格を抑えやすい旧型のHP00」という選び方になります。
基本の実力はどちらも近いので、あとは新機能と価格差、置き場所のサイズを見て、あなたに合う方を選んでください。

コメント