バルミューダの人気スチームトースター「BALMUDA The Toaster」、新型K11Aと旧型K05A。見た目がほとんど同じなので「中身も一緒でしょ?」と思いがちですが、公式仕様と複数の情報で1項目ずつ照合すると、毎日の使い勝手に効く部分がきちんと進化していました。
先に結論を言うと、この2台の意味のある違いは3つ。①焼き上がり(温度制御と焼きアミ形状の見直し)、②庫内の広さ、③給水パイプのお手入れです。一方で、スチーム方式も5つのモードも消費電力も外形サイズも共通で、トースターとしての基本は変わりません。
この記事では、本当の違いを確認したうえで、共通するスチームトーストの実力、そして「どちらを選ぶべきか」を、旧型が生産終了しているという事情まで含めて正直に整理します。
【編集部の確認方針】型番の比較情報はサイトによって記載が分かれます。他サイトでは「K11AとK05Aはほぼ同じ」と紹介されることもありますが、公式仕様と複数の情報で照合すると、焼き上がりの制御・お手入れ・庫内といった毎日効く部分は確かに進化しています。本記事はバルミューダ公式の製品・サポート情報に立ち返って確認しています(例:モード構成は5モードで新旧同じ、消費電力も1300Wで同じですが、焼き上がりの温度制御は見直されています)。確認できない項目は憶測で書いていません。
先に結論:K11AとK05Aはどっちを選ぶ?
細かい比較の前に、選び方のポイントだけ先に出しておきます。
- K11A(新型)…焼きムラのない仕上がり・お手入れの楽さ・広い庫内を重視/新品で確実に買いたい
- K05A(旧型)…スチームトーストの基本性能は同じ/安く手に入るなら十分/ベージュの色が好み
- 共通点…スチーム方式(5ccボイラー)、5つのモード、消費電力1300W、外形サイズ、タイマーまで
大事な前提として、旧型K05Aはすでに生産終了しています。新品の在庫は少なくなっており、価格も安定しません。だから選び方は「新品で確実に買える+焼き上がりとお手入れが進化したK11Aを取るか」「安くK05Aが見つかれば基本性能は同じなのでそれで十分か」だけ。ここが、単純な“型落ちがお得”とは少し事情が違うポイントです。
K11AとK05Aの違いは3つ【全項目比較表】
まず前提として、K11A(2023年発売)はK05A(2020年発売)の後継です。外形サイズもスチーム方式も同じで、焼き上がり・庫内・お手入れを中心に手が入っています。
公式仕様で照合すると、選び方に効く違いは「焼き上がり」「庫内の広さ」「お手入れ」の3つ。加えて、質量とカラーに細かな差があります。
| K11A(新型) | K05A(旧型) | |
|---|---|---|
| 発売 | 2023年 | 2020年(生産終了) |
| 焼き上がりの制御 | 温度制御の見直し+焼きアミ形状の変更 | 従来の制御 |
| 庫内奥行き | 約224mm | 約204mm |
| 給水パイプ | 本体一体(お手入れ不要) | 取り外して洗う |
| 質量 | 約4.1kg | 約4.4kg |
| カラー | ブラック/ホワイト/ショコラ/グレー | ブラック/ホワイト/ベージュ/グレー |
| スチーム方式 | 5ccボイラー | 5ccボイラー |
| モード | 5モード(下記共通) | 5モード(下記共通) |
| 消費電力 | 1300W | 1300W |
| 外形寸法 | 357×321×209mm | 357×321×209mm |
| タイマー | 1〜10分・15分 | 1〜10分・15分 |
外形もスチーム方式もモードも同じ。進化したのは中身の焼き上がりと使い勝手です。
①焼き上がり:温度制御と焼きアミ形状の見直しで均一に
最大の違いが、焼き上がりです。バルミューダ公式によると、新型K11Aは温度制御を見直し、焼きアミ(焼き網)の形状を変更。これにより、裏面までこんがり、より均一に焼き上がるようになりました。
バルミューダのトースターは「スチームで表面をパリッと、中はしっとり」が身上の製品。その焼き上がりの質そのものに手が入ったのが、この世代交代のいちばんの中身です。毎朝トーストを食べる人ほど、この均一な焼き上がりの差は効いてきます。スチームでの基本的な焼き方の仕組みは共通ですが、仕上がりの安定感はK11Aが一歩進んでいます。
- K11Aは温度制御を見直し、焼きアミの形状も変更
- 裏面までこんがり、焼きムラが起きにくく
- 毎日トーストを焼く人ほど効く違い
②庫内の広さ:奥行きが約20mm広くなった
2つめの違いが、庫内の広さです。外形サイズは同じ357×321×209mmですが、庫内の奥行きが約204mm→約224mmへ、20mmほど広くなりました。庫内の幅(約274mm)と高さ(178mm)は変わりません。
この20mmの余裕で、大きめのパンや、直径19cmほどのピザなども置きやすくなりました。設置スペースは同じまま庫内だけ広がっているので、置き場所を変えずに使い勝手が上がるのは嬉しいポイント。トースト中心なら体感差は小さいですが、ピザやグラタンなど“のせて焼く”使い方をする人には効いてきます。
③お手入れ:給水パイプが本体一体でメンテ不要に
3つめの違いが、地味ですが毎日効くお手入れです。旧型K05Aは、スチーム用の給水にまつわる給水パイプを取り外して洗う必要がありました。新型K11Aはこのパイプが本体一体の設計に変わり、取り外して洗う手間がなくなりました。
スチームトースターは水を使う分、衛生面のお手入れがつきものです。その手間が1つ減るのは、長く毎日使う道具として地味に大きな改善。細かい部分ですが、「面倒なお手入れは少しでも減らしたい」という人には、K11Aを選ぶ理由になります。
- 旧型は給水パイプを取り外して洗う必要あり
- 新型は本体一体でその手間が不要に
- 毎日使う道具として地味に効く改善
その他の細かな差(質量・カラー)
上の3つ以外にも、細かな差が2つあります。1つは質量で、新型K11Aが約4.1kg、旧型K05Aが約4.4kg。K11Aのほうが約300g軽いのですが、据え置きで使うトースターなので、体感の差はほとんどありません。
もう1つはカラーです。共通してブラック・ホワイト・グレーがあり、4色目が新型は「ショコラ」、旧型は「ベージュ」。ここは性能とは無関係の好みの問題です。落ち着いた茶系が好きならショコラ(K11A)、明るいベージュが好きならK05A、という選び方になります。
共通点:スチーム方式・5つのモード・消費電力
逆に、トースターとしての基本はすべて共通です。5ccボイラーによるスチーム方式、消費電力1300W、外形寸法357×321×209mm、タイマー1〜10分・15分、そして5つのモード(トースト/チーズトースト/フランスパン/クロワッサン/クラシック)まで同じ。バルミューダらしい“スチームで焼く”体験の骨格は、どちらを選んでも変わりません。
買う前に知っておきたい共通の実力
違いが3つということは、裏を返せば「旧型のK05Aでも、バルミューダの核となる実力はそのまま使える」ということです。その共通の中身を見ておきましょう。
スチームでパンをよみがえらせる仕組み
両機に共通する最大の武器が、スチーム機能です。付属のカップで5ccの水を入れて焼くと、庫内に蒸気が広がり、パンの表面を薄い水分の膜で覆います。これにより表面はこんがりパリッと、中はしっとりふんわり焼き上がる——これがバルミューダのトースターが支持される理由です。この仕組みは新旧で共通で、K05Aでも同じ体験ができます。
パンごとに選べる5つのモード
モードも両機共通で5つ。食パン向けの「トースト」、とろけるチーズにうれしい「チーズトースト」、外はカリッと中はもっちりの「フランスパン」、さっくり温める「クロワッサン」、そしてスチームを使わず170・200・230℃で温度調整できる「クラシック」です。
クラシックモードはお菓子作りやグラタンなど、トースト以外の料理にも使えます。パンの種類に合わせてモードを選ぶだけで最適に焼けるのは、新旧どちらでも変わらない魅力です。
設置スペースの考え方
外形寸法は両機とも357×321×209mm。設置には本体サイズに加えて、放熱のため周囲や上部にゆとりが必要です。背面・側面・上方をどれくらい空けるべきかは取扱説明書に記載があるので、購入前に置き場所の寸法を測っておくと安心です。庫内が広くなったK11Aも外形は同じなので、置き場所の条件は新旧で変わりません。
K11AとK05A、どっちを選ぶ?
K11A(新型)が向いている人
- 焼きムラの少ない、均一な焼き上がりを重視する
- 給水パイプのお手入れを減らしたい
- 大きめのパンやピザも焼きたい/新品で確実に買いたい
焼き上がりの質・お手入れの手軽さ・庫内の広さに価値を感じるなら、新型K11Aが順当な選択です。旧型が生産終了している今、新品で安心して買えるのも大きな利点です。
K05A(旧型)が向いている人
- スチームトーストの基本性能で十分
- 在庫や中古で安く見つけられる
- ベージュの色が好み
スチーム方式もモードも新型と同じなので、安く手に入るならK05Aでもバルミューダの魅力はしっかり味わえます。ただし生産終了で新品が少ない点と、焼きムラ軽減・お手入れの改善はK11Aだけ、という点は理解したうえで選びましょう。
価格と入手性の考え方
このペアで気をつけたいのが、価格と入手性です。ほかの新旧比較と違い、旧型K05Aはすでに生産終了している点がポイントになります。
新型K11Aは実売でおおむね3万円前後。一方の旧型K05Aは、発売時は2万円前後でしたが、生産終了により新品在庫が減り、価格は在庫や中古の状況で大きく動きます。運よく安く見つかれば、基本性能は同じなのでお買い得です。
ただし在庫が尽きれば選べなくなり、状態の見極めも必要です。「安いK05Aを狙う」か「確実に買えて中身も進化したK11Aにする」か——価格は時期と在庫で動くので、購入前に各ECサイトの最新価格と在庫を必ず確認してください。
関連する型番比較
バルミューダのトースターで他モデルとも迷っている方は、こちらもどうぞ。
- K11A と K11A-SE(The Toaster Pro)の違い(サラマンダーモードの有無)
- K05A と K01E の違い(さらに前の世代との比較)
よくある質問
- K11AとK05Aの違いは何ですか?
-
意味のある違いは3つで、「焼き上がり(温度制御の見直しと焼きアミ形状の変更で裏面まで均一に)」「庫内の奥行き(約204mm→約224mm)」「給水パイプのお手入れ(取り外し式→本体一体)」です。ほかに質量(4.4kg→4.1kg)とカラー(ベージュ→ショコラ)の細かな差があります。スチーム方式、5つのモード、消費電力1300W、外形サイズは新旧で同じです。
- 焼き上がりはどれくらい変わりますか?
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K11Aは温度制御を見直し、焼きアミ(焼き網)の形状を変更したことで、裏面までこんがり、より均一に焼き上がるようになりました。スチームで焼く基本の仕組みは同じですが、仕上がりの均一さ・安定感はK11Aが一歩進んでいます。毎日トーストを焼く人ほど差を感じやすい部分です。
- モードや使える料理に違いはありますか?
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ありません。両機とも5モード(トースト/チーズトースト/フランスパン/クロワッサン/クラシック)で共通です。クラシックモードは170・200・230℃で温度調整でき、トースト以外の料理にも使えます。
- 旧型K05Aは今でも買えますか?
-
K05Aはすでに生産終了しています。新品在庫は減っており、価格も在庫・中古の状況で変動します。安く見つかれば基本性能は同じでお買い得ですが、入手性という点では新品で買える新型K11Aが有利です。
- 設置スペースは新旧で違いますか?
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外形寸法は両機とも357×321×209mmで同じです。庫内はK11Aのほうが奥行き約20mm広いですが、外側のサイズは変わらないので、置き場所の条件は新旧で同じと考えてよいです。放熱のため周囲・上部のゆとりは必要です。
- 安く買えるならK05Aでも十分ですか?
-
十分に楽しめます。スチーム方式もモードも新型と同じなので、バルミューダらしい焼き上がりは味わえます。ただし焼きムラの軽減とお手入れの改善はK11Aだけの利点です。そこにこだわらず、安く手に入るならK05Aは賢い選択です。
まとめ:違いは3つ。焼き上がりとお手入れが進化
K11AとK05Aは、同じBALMUDA The Toaster(スチームトースター)の新旧モデルで、意味のある違いは「焼き上がり(温度制御・焼きアミ形状の見直し)」「庫内の奥行き」「給水パイプのお手入れ」の3つです。加えて質量とカラーに細かな差があります。
スチーム方式・5つのモード・消費電力1300W・外形サイズは共通なので、バルミューダらしい“スチームで焼く”体験そのものは新旧で変わりません。だから選び方は「均一な焼き上がり・お手入れの楽さ・広い庫内を取るか」「安く手に入る基本性能で十分か」で決まります。
ただし旧型K05Aは生産終了で、新品はだんだん手に入りにくくなっています。焼き上がりとお手入れの進化に価値を感じるなら新型K11A、安くK05Aが見つかるなら基本性能は同じ——価格と在庫を見て、あなたに合う一台を選んでください。

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