「外はサクッ、中はしっとり」で人気のバルミューダ トースター(BALMUDA The Toaster)。憧れで買う人が多い一方、「思ったのと違った」「後悔した」という声も一定数あります。実際のところ、どんなデメリットがあるのでしょうか。
先に結論を言うと、正直なデメリットは大きく6つ。①価格、②一度に2枚まで、③毎回の給水、④焼き時間、⑤タイマー式で焦げやすい、⑥お手入れです。ただしどれも「知っていれば納得して選べる」ものばかり。逆に言えば、この6つが許容できるなら満足度の高い一台です。
この記事では、長期使用の声と公式仕様をもとに、デメリットを正直に整理したうえで、それでも支持される理由、後悔しない選び方、そして気になる電気代まで解説します。
【編集部の確認方針】レビュー記事は「良いところばかり」に偏りがちですが、本記事は長期使用者の声とバルミューダ公式の仕様をもとに、デメリットも隠さず書いています。もし他サイトと印象が違えば、それは事実ベースで正直に整理した結果です(例:一度に焼けるのは食パン2枚まで、スチューム用の給水は毎回必要、という点は仕様どおりです)。確認できない項目は憶測で書いていません。
バルミューダ トースターの主なデメリット6つ
まず、購入前に知っておきたいデメリットを6つに整理します。どれも「製品の欠陥」ではなく、「バルミューダらしさの裏側」にあたる部分です。
取り上げるのは、①価格が高い、②一度に食パン2枚まで、③毎回の給水が必要、④焼き上がりに時間がかかる、⑤タイマー式で焦げやすい、⑥お手入れの手間、の6つです。
いずれも、スチュームやデザインを追求したことの裏返し。知っていれば納得して選べるものばかりなので、自分にとって許せる短所かどうかを、ひとつずつ確認していきましょう。
①価格が高い
いちばん大きなハードルが価格です。実売でおおむね2万円台〜、モデルや時期によっては3万円前後になることもあり、数千円で買える一般的なトースターの数倍します。「トースターにこの金額?」と感じる人には、正直おすすめしにくいのが本音です。
逆に、毎朝のパンの質やキッチンに置く見た目に価値を感じる人にとっては、納得できる投資になります。価格の感じ方は「パンを焼く体験にいくら払えるか」で分かれる、というのが正直なところです。
②一度に食パン2枚まで(庫内が狭い)
2つめが容量です。庫内はコンパクトで、一度に焼けるのは食パンなら2枚まで。3〜4人分をまとめて焼きたい家庭では、2回・3回に分けて焼く必要があり、朝の忙しい時間帯にはボトルネックになりがちです。
一人暮らしや二人暮らしなら不満は出にくいですが、家族が多い家庭は「一度に何枚焼きたいか」を先に考えておくべきポイント。大量に焼きたいなら、庫内の広いトースターのほうが向いています。
- 一度に焼けるのは食パン2枚まで
- 大家族はまとめ焼きに不向き
- 1〜2人暮らしなら気になりにくい
③毎回、スチューム用の給水が必要
バルミューダの美味しさの秘密はスチューム(蒸気)ですが、その蒸気を出すために付属のカップで5ccの水を毎回入れる必要があります。自動給水ではないので、焼くたびにこの一手間がかかります。
ほんの数秒の作業ですが、「スイッチひとつで焼きたい」「手間をかけたくない」という人には地味なストレスになります。逆に、この一手間が美味しさにつながると分かっていれば、儀式のように楽しめる部分でもあります。
④焼き上がりに時間がかかる
4つめが焼き時間です。スチューム機能を使う関係で、焼き上がりまでにおおむね2分半〜4分半ほどかかります。1〜2分でカリッと焼ける一般的なトースターに比べると、待ち時間は長めです。
「とにかく早く焼きたい」というスピード重視の人には向きません。ただ、この時間をかけることで独特の食感が生まれているので、味を取るか速さを取るかのトレードオフだと考えると分かりやすいです。朝は少し早起きして、焼き上がりを待つ余裕がある人向きです。
⑤タイマー式で、見ていないと焦げることがある
5つめが、タイマー式という点です。バルミューダ トースターは、パンの色を検知して自動で止まる「オートセンサー」ではなく、自分で時間を設定するタイマー式。設定時間が長すぎたり、パンの種類に合っていなかったりすると、焦げてしまうことがあります。
慣れるまでは、好みの焼き加減になる時間を探る必要があります。また、タイマーのダイヤルがうまく反応せず、回し直す場面があるという声も。使い込むと最適な時間が分かってきますが、「放っておけば勝手にちょうどよく焼ける」タイプではない点は理解しておきましょう。
- 色を検知する自動停止ではなくタイマー式
- 設定を誤ると焦げることがある
- 好みの時間は慣れで掴む必要がある
⑥お手入れ(給水まわり・角皿)
6つめがお手入れです。水を使う構造上、給水まわりやボイラー付近には汚れや焦げが付きやすく、こびりついた焦げは落ちにくいという声があります。角皿やパンくずの掃除もこまめに必要です。
とはいえ、新しいモデルではヒーターまわりの設計が見直され、庫内が拭きやすくなるなどお手入れ性は改善されています。それでも「水を使うぶん、乾いた汚れより手入れは必要」という前提は変わりません。清潔に保つには、定期的な拭き掃除を習慣にするのがおすすめです。
それでもバルミューダが支持される理由
デメリットを6つ挙げましたが、それでも根強い人気があるのは、他にはない魅力があるからです。公平に、良い点も見ておきましょう。
ここで挙げるのは、スチュームによる「外サク・中しっとり」の焼き上がり、温め直し(リベイク)の得意さ、そしてパンごとに選べるモードとデザインの3つです。
いずれも、先ほどのデメリットと引き換えに得られる価値です。短所だけで判断せず、この魅力が自分の毎日の朝食にどれだけ効くかも、あわせて見てください。
スチュームで「外サク・中しっとり」
最大の魅力が、スチュームによる焼き上がりです。表面を薄い水分の膜で覆ってから焼くことで、外はサクッと香ばしく、中はしっとりふんわりに仕上がります。この食感の対比は一般的なトースターでは出しにくく、「パンが別物になる」と評されるほど。
パン好き・朝食を大切にする人には、価格に見合う価値があります。安い食パンでも、焼くだけでワンランク上の味に感じられるという声も多く、「毎朝の一枚が楽しみになった」という満足感につながっています。
温め直し(リベイク)が得意
買ってきたパンやクロワッサンの温め直しが得意なのも強みです。電子レンジだとベチャッとしがちなパンも、スチュームトーストなら焼きたてに近い食感によみがえります。ベーカリーのパンをよく買う人ほど、この温め直し性能の恩恵を感じられます。
パンごとに選べるモードとデザイン
トースト・チーズトースト・フランスパン・クロワッサン・クラシックといったモードで、パンの種類に合わせて最適に焼けます。クラシックモードはスチュームを使わず温度調整でき、お菓子作りなどにも対応。
加えて、キッチンに置いて絵になるシンプルなデザインも、多くの人が選ぶ理由です。機能だけでなく「所有する満足感」があるのがバルミューダの特徴です。
デメリットが気にならない人・後悔しやすい人
ここまでを踏まえて、向き・不向きを整理します。自分がどちらに近いかで判断してください。
分かれ目はシンプルで、「パンの美味しさやデザインにお金と手間をかけられるか」と「一度に2枚で足りるか」の2点です。ここが合う人には価格以上の満足がありますが、合わないと後悔につながります。
次に「向いている人」と「向いていない人」の特徴を並べます。自分に当てはまる項目が多いほうで考えると、購入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
向いている人(後悔しにくい)
- パンの美味しさ・朝食の質にお金を払える
- 1〜2人暮らしで、一度に2枚で足りる
- キッチンに置くデザインを重視する
- 焼き上がりを待つ余裕がある
向いていない人(後悔しやすい)
- トースターは安ければいい・機能重視
- 家族が多く、一度にたくさん焼きたい
- とにかく早く焼きたい・手間をかけたくない
- お手入れを極力減らしたい
後悔するかどうかは、製品の良し悪しより「自分の暮らしに合うか」で決まります。上の「向いていない人」に当てはまる項目が多いなら、無理に選ばず別のトースターも検討したほうが満足度は高くなります。
後悔しないための選び方(型番の選択)
「買う」と決めたら、どの型番を選ぶかで満足度が変わります。バルミューダ トースターには、通常モデルと上位のPro、そして新旧モデルがあります。
新しいモデルほど焼きムラの軽減やお手入れ性が改善されており、価格を抑えたいなら型落ちも選択肢になります。サラマンダーモード(表面を強火で仕上げる機能)が欲しいかどうかで、通常モデルとProも分かれます。
「価格を取るか、最新の使い勝手を取るか」「Proの機能が要るか」を軸に選ぶと失敗しにくいです。具体的な型番ごとの違いは、下記の関連記事で詳しく比較しています。
本体サイズと設置スペースにも注意
意外と見落とされがちなのが、本体のサイズです。庫内は食パン2枚ぶんとコンパクトな一方、本体の外形は幅357×奥行321×高さ209mmほどあり、置き場所はそれなりに取ります。「庫内は狭いのに本体は小さくない」という点は、購入前に押さえておきたいポイントです。
さらに、放熱のために本体の周囲や上部にゆとりを空ける必要があります。キッチンのラックや棚に置く場合は、幅・奥行きだけでなく上方向のスペースも確認しておきましょう。質量も約4.1kgあるので、頻繁に動かすより定位置に置いて使うスタイルが向いています。
設置場所を先に決めて、実際にメジャーで測っておくと失敗がありません。
気になる電気代は?(実は高くない)
「消費電力が大きそうで電気代が心配」という声もありますが、結論から言うと電気代はさほど高くありません。消費電力は1300Wと大きめですが、使うのは1回数分だけだからです。
目安として、1300Wで約4分使った場合の電気代は1回あたりおよそ2.7円程度(電力単価31円/kWhで計算)。毎日1回使っても1カ月で約80円ほどです。
消費電力の数字だけ見ると高そうですが、短時間しか使わないので、電気代を理由に敬遠する必要はありません。デメリットは価格・容量・手間であって、ランニングコストではない、というのが正直なところです。
- 消費電力1300Wでも使用は1回数分
- 1回あたり約2.7円、毎日使っても月約80円が目安
- 電気代はデメリットになりにくい
関連する型番比較
どの型番を選ぶか迷ったら、こちらの比較記事もどうぞ。
- K11A と K05A の違い(新型と旧型の比較)
- K11A と K11A-SE の違い(通常モデルとProの比較・サラマンダー)
よくある質問
- バルミューダ トースターの一番のデメリットは何ですか?
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多くの人が挙げるのは「価格の高さ」と「一度に食パン2枚までという容量」です。加えて、毎回の給水、焼き時間の長さ、タイマー式で焦げやすい点、お手入れの手間があります。いずれも知っていれば納得して選べるものです。
- 後悔しやすいのはどんな人ですか?
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「トースターは安ければいい」「家族が多く一度にたくさん焼きたい」「とにかく早く焼きたい・手間をかけたくない」という人は後悔しやすい傾向です。逆にパンの質やデザインを重視する1〜2人暮らしには満足度が高い傾向があります。
- 電気代は高いですか?
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高くありません。消費電力は1300Wと大きめですが、使うのは1回数分だけ。1回あたり約2.7円、毎日使っても月80円ほどが目安です(電力単価31円/kWh計算)。電気代を理由に敬遠する必要はありません。
- 一度に何枚のパンを焼けますか?
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食パンなら一度に2枚までが基本です。庫内がコンパクトなので、3〜4人分をまとめて焼くには複数回に分ける必要があります。1〜2人暮らしなら十分な容量です。
- 毎回水を入れるのは面倒ではないですか?
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付属カップで5ccの水を入れるだけなので作業自体は数秒ですが、焼くたびに必要です。「スイッチひとつで焼きたい」人には手間に感じられます。この給水がスチュームの美味しさにつながっています。
- デメリットを踏まえても買う価値はありますか?
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パンの美味しさやデザインに価値を感じる人には十分あります。デメリットは「欠陥」ではなく「バルミューダらしさの裏側」なので、価格・容量・手間を許容できるかで判断するのがおすすめです。
まとめ:デメリットは6つ。合う人には価格以上の価値
バルミューダ トースターの主なデメリットは、①価格、②一度に2枚まで、③毎回の給水、④焼き時間、⑤タイマー式で焦げやすい、⑥お手入れの6つです。いずれも製品の欠陥ではなく、スチュームとデザインを追求した“バルミューダらしさの裏側”にあたります。
一方で、電気代は1回約2.7円と高くなく、心配は不要。そして「外サク・中しっとり」の焼き上がりや温め直しの実力、パンごとのモード、デザインは、価格に見合う魅力です。
後悔するかどうかは、製品の良し悪しより「自分の暮らしに合うか」で決まります。パンの質とデザインを大切にする1〜2人暮らしなら満足度は高く、機能・スピード・大容量を求めるなら別の選択肢も検討を。デメリットを正しく理解したうえで、あなたの暮らしに合うかどうかで判断してください。

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